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こたろうの、恋。


こたろうはまた、男前に恋をした。
お相手は昨日エアコン工事にきてくれた、立ち振る舞いのさわやかな兄さん。

男前......だったのは確かなのだが、実はもう既に顔が思い出せない。
どうなっているんだ、この記憶力...。老いだ、老い。

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工事開始当初、こたろうは和室に隔離しておいたのだが、
出たい出たいと扉をかきむしる音がけたたましくなってきたので、断念。
仕方なく和室から出して繋いでみた。

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するとこたろうは、兄さんの動きが気になってしかたがないらしく、
「あっちに行きたい。お兄さんにご挨拶したいっ。遊びたいっっ」と
吠える引っ張るの大騒ぎ。繋いでいた家具ごと動き出すありさま...。

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「犬、好き。うちも飼いたいなぁ。放してくれていいですよ。」と兄さん。
「いや、、、このテンションでいくと必ず邪魔をしますから。」
「噛みますか?脚立に上がる作業しますから、構いませんよ。」
「うーん。噛みはしないと思いますが、確実に絡みたおしますよ。」
なんて言っているうちに、欲求不満全開の吠え声が
どんどんどんどんどんどんどんどんヒートアップ。会話もできない...。

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「自由にさせないとこりゃもう、おさまらないようです...すみません。」
「そのようですね...。」
というわけで、こたろうは晴れて自由の身。

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案の定、前から、横から、前から、横から、と足元をちょろちょろ。
窓に遮られても、ひたすら兄さんに熱烈ビームを送るこたろうです。

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写真では完全にこたろうの片思い的な感じですが、実際は合間合間に
撫でたりかまったりしてくれていたので、こたろうは完全に彼に夢中。

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ちょっと部品を取りに車に戻っただけでも、しょぼしょぼ。
玄関に探しに行くと、兄さんの荷物を発見。
わーい。また帰ってくるんだっ♪の図。


▽おまけ 兄さんが帰った後のこたろう。

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誰もいないベランダを見つめて、途方に暮れてます。
「あるじ今から事務所行ってくる。晩まで留守番な。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
「聞いて...こたろう。」

200812099.jpg

来ねぇ。

こたろうさん。「いってらっしゃい、あるじ。早く帰って来てね。」
な顔が、正解だ。そこは。

あるじを見送ることもなく、ベランダのみを気にし続ける
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1日1回どうもありがとう。

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